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今週の展望(2017年3月第4週) [株]

    2017年3月17日  2017年3月10日  2016年12月30日      
          
日経平均  19521円59銭  19604円61銭  19114円37銭 
TOPIX  1565.85    1574.01    1518.61    
東証2部   5932.98    5819.30    5229.90    
ジャスダック 3027.55    3064.23    2739.25   
マザーズ   1034.62    1086.63     942.68     

先週(3月第3週)の日経平均はFOMC前は様子見で小動き、
週末にかけては円高警戒や3連休を前に小動きと週間を通じて小動きの週でした。
日経平均は週間で83円02銭安で、東証2部指数以外は下落しました。
日経平均20000円を目前にして大型株には慎重、小型株が(個人投資家中心の)
主戦場といった展開が続いていましたが、投資主体別でみても日銀を除けば
積極的な買い手は見当たりません。
仮にここで買って上値がいくらまであるかと考えれば、買いを躊躇する投資家の
心理状態は当然と言えるでしょう。
小型株から大型株に資金の流れが変わり20000円を目指すのか、膠着感が続くのか、
上値の重さから一服するかを見極めたいところです。
アメリカ株はダウ、ナスダック、S&P500がすべてが史上最高値を付けて
バブル発生の様相なので、外国人買いと円安の追い風あれば、20000円到達の
可能性はあります。
史上最高値圏にある米株がどのような反応を示すかにも注目したいところです。
今週の籠池氏の国会証人喚問では大事にはならないとの見方が大勢ですが、
多くの見方は外れるといわれますので、油断はできません。

Brexitの時や米大統領選でもそうでしたが、多くの予想と逆の結果が出るは
今年の大発会でも現実になりました。
現在はリスクオンに見えますが、強気の投資主体は見られず、
流れが出てから動こうとする人が多いようです。
少し前の売買動向を見る限りでは外国人投資家強気、国内投資家慎重でしたが、
買い遅れた投資家が買えばあとの買い手はいませんし、利食いたい投資家は
ほぼすべての市場参加者でしょう。
さらに外国人が売り越し基調に変化したことも懸念要因です。
昨年来高値圏に株価はありますが値動きは芳しいとはいえず、何らかのきっかけで
市場参加者が一斉に売ってくる可能性は高まっていますし、
日経平均が20000円接近も含め高値警戒感は出ていますので慎重さが肝要です。
ただ、アメリカ株がバブルなので日本株も比較感から買われる可能性はあります。
ただ、大型株は為替相場と連動しそうです。(円安ならば株高)

相場格言にあるように
もうはまだなり(もう上がらないと思っていてもまだ上がる)=強気続伸
まだはもうなり(まだ上がると思っていたらもう下がる)=目標達成感で短期調整
といずれとも取れますし、
感性(またはトレンド)重視の人は強気、理論重視の人は慎重と別れそうです。
昨年来高値を更新したことで目標達成感はありますし、20000円という大きな壁を
前にして一気に突破できるだけの力はありませんが、海外株高や外国人買いが続けば、
日本株にも追い風になります。

終了した中間業績発表と通期の業績修正では2017年3月期は増益ですが、
想定為替レートの変更や、それに伴う2017年第4四半期(2017年1~3月)の
業績修正、さらには始まってもいない2018年3月期予想を(勝手に)織り込み
始めるでしょう。

株価の回復でBrexitは解決した感がありますが、
この問題はEU圏のリスクファクターとしてたびたび蒸し返される可能性は大です。
そのうえヨーロッパ圏では各国の選挙など重要イベントが控えています。

期初の企業の想定為替レートより円高が進んでいましたが、
中間決算時の想定為替レート見直し時よりは円安に進んでいることが
企業業績改善の思惑を呼んでおり、株高の大きな要因になっています。
為替レートが大きく動けば一喜一憂する可能性は高いといえます。

私見では(15000円~17500円の)ボックスの中での動きだと思って
いましたが、円安・米株高でそのゾーンを突破しました。
日経平均が18000円を付け2016年2月1日の17905円37銭を
上回って引けたことでベアトレンドを脱出し、ブルトレンドに転換しました。
日経平均が昨年来高値を更新したので、ボックス(18500~19500円)
上限突破での上放れの期待が高まっています。
株価の方向性がでることが最大の売買要因(特にトレンド重視派)になりえますので、
方向性が出れば上下どちらでも思わぬ大きな値動きになることは
考えておくべきでしょう。

日本株が下がったり、上がらない最大要因は外国人売りです。
ここ(外国人売り)が継続的買いに転換したので期待が持たれます。
円安転換、外国人買い越しは明らかな強気要因です。
これらが続くかどうかが、これからの方向性を決めますが、
直近では外国人は売り越しに転じています。

現在は短期的には強気、中長期的にも強気な位置にあります。
これからの方向性は日米金融政策や企業業績の予想と現実のギャップに対する
市場の反応で決まるでしょう。
国内投資家が慎重な時は強気相場は懐疑の中で育つ状態だったのでしょうが、
出遅れた国内投資家が買う状態になれば楽観の中で成熟する状態に変化したといえます。
もし20000円突破、あるいは年内25000円確実という声が聞こえたのならば
幸福感の中で消えていくことになるかもしれません。
調整時に上値抵抗だった17905円が下値支持に変わるのかを見てみたいところです。

日本株全体が上げるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人が継続的な買い越しになるかが、上昇トレンド継続のカギを握っています。
ただドルベースでみると
2015年12月30日
158ドル06セント(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)
2017年3月17日時点
172ドル08セント(日経平均19521円59銭・円ドル113円44銭)
と値上がりしています。(利食い売りできる)
ちなみに2016年12月30日のドルベースは163ドル20セントです。
(日経平均19114円37銭・円ドル117円12銭)

日本企業は慎重な見通しを出し、のちに上方修正をする事が多いですが
円高や中国懸念などで業績に対する悲観論は現実になっていました。
この点からは日本株全体が強気になるのは困難でした。
業績面は個別株の上値を抑える要因になりそうです。
発表された業績を見ても玉石混交です。
ただ、市場予想は弱気を織り込んでいますので市場予想以上か以下かに加えて
それまでの株価の値動きによってさまざまに上下動します。
業績が予想以上に良くてもそれを織り込んで株価が大幅上昇していれば好材料出尽くし、
業績が予想以上に悪くてもそれを織り込んで株価が大幅下落していれば悪材料出尽くし
という場面もありえます。

投資家全体で見ればいつ利食い売りを出すかと考えている人が大勢ですが、
今回の上げに乗り遅れた(特に国内勢)人も多く、安くなれば買いたいも健在です。
外国人買いがどこまで上値を追うかが、株価指数の行方に大きな影響を与えます。

株価が上昇するほど投資家のセンチメントが良くなり、強気が増えるので、
思わぬ上げ幅になる可能性もありますが、投資家心理は揺り動かされるので
投資方針が一層大切になります。

個別株の中には振れ幅が大きいものもあり、過剰なレバレッジや信用取引を
行った方は想定外の価格変動による思わぬ結果をもたらされる可能性があります。
特に新興市場のバイオ関連株やネット関連株、ゲーム関連株の値動きは
IPOとともに個人投資家の参戦で大きくなっています。

もはや株高は国策と言ったらオーバーでしょうが、預金はゼロ金利、国債さえも
買いづらくなった今、資産運用をするとすれば株式か外貨が選択肢になるでしょう。
ただ、休むも相場との投資格言をかみしめることも必要な時期はあります。


     日経平均昨年来高値       日経平均昨年来安値

終値  19633円75銭          14952円02銭
     (2017年 3月13日)     (2016年6月24日)

ザラバ 19668円01銭          14864円01銭
     (2017年 3月 2日)     (2016年6月24日)



     日経平均2016年高値         日経平均2016年安値

終値  19494円53銭(12月20日) 14952円02銭( 6月24日)

ザラバ 19592円90銭(12月21日) 14864円01銭( 6月24日)



日経平均2015年~2016年3月高値 日経平均2015年~2016年3月安値

終値  20868円03銭         14952円61銭    
   (2015年 6月24日)     (2016年 2月12日)

ザラバ 20952円71銭         14865円77銭
   (2015年 6月24日)     (2016年 2月12日)



日経平均2014年~2015年3月高値  日経平均2014年~2015年3月安値

終値  19754円36銭        13910円16銭     
   (2015年 3月23日)    (2014年 4月14日)

ザラバ 19778円60銭        13885円11銭
   (2015年 3月23日)    (2014年 4月11日)


     日経平均2013年の高値        日経平均2013年の安値

終値  16291円31銭(12月30日) 10486円99銭( 1月23日)      
ザラバ 16320円22銭(12月30日) 10398円61銭( 1月 9日)



2017年3月17日時点での各移動平均線(円未満切り捨て)

  5日移動平均線(下落中) 19586円  
 25日移動平均線(上昇中) 19394円
  75日移動平均線(上昇中) 19182円


現在は世界景気回復と株高への期待があり、投資家心理は改善しています。
ただ、企業業績はまだら模様で銘柄間の格差は大きくなっています。
輸出株中心に円高に反転すれば業績下方修正もあります。
原油価格はOPECの8年ぶりの減産合意のニュースで上昇していますが、
価格が高騰すればシェールの増産などもあり、警戒が必要です。
原油安が産油国の歳入欠陥を招き海外資産売却の可能性には注意ですが、
日本独自ならばエネルギー輸入大国の日本にはプラス要因です。
(ただしエネルギー価格低下での物価安は日本の目標のインフレ示現にはマイナス要因)

現在では日本株は需給(特に外国人売買)、原油価格、為替相場、
業績動向(特に個別株)が注目要因で、地政学リスクが相場のかく乱要因です。
米経済の動向と政策が一段と大切になりました。
トランプ大統領は警戒要因でしょう。


2016年
1月は大発会から6日続落で大幅安と最悪のスタートのうえ、
昨年来安値を更新しました。
2月も昨年来安値を再び更新するなど下落の展開が続いていました。
3月は堅調に始まり、戻りを見せました。
4月は初日から大幅安で始まり、軟調でしたが、急速に切りかえして
プラスに転じていましたが、最終日に日銀の追加緩和見送りでひっくり返されました。
5月は下げて始まりましたが、プラスに転じました。
6月は大幅安でした。
7月は戻して始まり、ボックス下限の15000円に再び近づきましたが、
その後は反発して、大幅上昇で終了しました。
8月は軟調にスタートし、切り返して値動きが小さくなった後、イエレン講演後は
高くなりました。
9月は模様眺めの中で軟調で、盛り返す場面もありましたが、月間では下げました。
10月は堅調でした。
11月はトランプ(クリントン)ショックで始まりましたが上げて、
年初来高値をうかがう勢いでした。
12月は1月の年初来高値を更新し、さらに上昇しました。

2017年
1月は大発会から大幅高で昨年来高値を更新しましたが、伸び悩んでいます。
2月はさえないスタートで、切り返しましたが、上値が重くなっています。
3月は上昇して、昨年来高値を更新しています。

どうしても直近の値動きの印象が強く、それに左右されるのがメンタルです。
リスクオン、リスクオフは投資主体のメンタルによる場合がかなりあります。

企業業績をはじめ、数々の分析がなされるでしょうが、
下がるから売る・売るから下がるの展開の原動力は人の恐怖と欲とのバランスの上に
立脚しているだけで、理論的分析が通用しない相場形成がなされます。
従って上がるから買う・買うから上がるの展開になった時も同様の可能性があります。

安値買いの人で昨年と今年の新高値の過程で利食い売りを出したかたは
現金ポジションが高くなっている方もおられるでしょうし、買い余力は大きいので、
安くなるのを楽しみに待つしかありません。
短期の人は米株史上最高値圏や日経平均昨年来高値更新の相場の勢いに乗っての
新規買いか、利食い売りかで悩みそうです。
指数の空売りは日銀買いがあることを考えれば躊躇せざるを得ません。
典型的なバイ&ホールドの人は何もせずにホールドか利益確定でしょうが、
さらなるホールドか利食い売りかは投資方針次第と言えます。

投資家の行動は心理に左右されます。
株は安くなったら買い、高くなったら売ればいいと言いますが、
高いか安いかの基準はなんでしょう。
明確な基準があればそれに従って売買していることでしょう。
多くの投資家は理論ではなく、高くなりそう・安くなりそうという思い込み(感情)で
売買します。
もちろん自由ですが、安くなったら買い、高くなったら売りという基準をもって
売買していないことは明確です。

現在はトレンドフォローが主流です(もちろん一つの有力な手法です)が、
これはある程度上がったら買い、ある程度下がったら売りという手法で、
安いところを買い、高いところを売る事とは違う方法です。
トレンドフォロワーならば日経平均昨年来高値更新の勢いに乗って強気に買いでしょう。
売買高、売買代金がさらに増加するかに注目です。

外国からのニュースや要人の発言に一喜一憂させられる可能性は依然あります。
特にこれからのトランプ新大統領の発言や政策には振り回されることになるでしょう。
相場変動の原動力の4大要因(外国人売買と原油価格と為替と企業業績)には注目です。
地政学リスク関連ニュースからは目が離せません。

個別ではボラティリティが大きいものもあり、1日の間に乱高下もあり得ますので、
デイトレーダーにはチャンスが大きい反面、ピンチを招くこともあるでしょう。
売り方、買い方、どちらにもチャンスがあるように見えます。
短期は利食い売りか、新規買いに二分されるかもしれません。
昨年来高値更新という目標達成感で目先でカラ売りも考えられますが、
日銀買いもあり指数の空売りは危険性は高いといえます。
中長期の投資家は利食い売りの誘惑との闘いでしょうか。

長期は利食いと持続のはざまで揺れ動くかもしれませんが、ここは辛抱でしょう。
超長期(2年以上)でも利益確定を考えるかもしれませんが、持続でしょう。
どこで利食いするか、持続するかなどの投資方針が大切になります。

米景気は回復途上にありますので、米株高は支援要因です。
当面は米株と原油と為替の行方が関心のまとで、海外からのニュースから
目が離せません。
日本株は外国人の売買動向と、売買高や売買代金が増加するかが注目です。
個別株勝負は当然ありでしょうが、ボラが大きいので指数売買もありです。
と言うより現在指数売買は非常に活発です。(代表は1570)
インデックス投資家は淡々と買い続けるでしょう。

最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。

と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。


もちろん投資は自己責任でお願いします。



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